ディズニー+で配信されるMCUドラマにはMCU映画に匹敵する予算がかけられる事が報道により明らかになりました。
マーベル・スタジオでは映画作品に匹敵する予算をドラマに
varietyによると現在マーベル・スタジオはディズニー+で配信予定の「ロキ」「 The Falcon and the Winter Soldier 」など複数の作品にMCU映画作品に匹敵する予算がかけられる予定です。
実際の数字に換算すると1億から1億5000万ドルになります。
それぞれの話数は6~8話になるともいわれています。
1話に換算すると1200万~2500万ドル。
マーベル・スタジオの幹部とケヴィン・ファイギはMCU映画のヴィジュアル面での水準をドラマの方でも維持するための会議を行っていくと報道されています。
MCU映画でのCGなどのヴィジュアル面でのクオリティはかなりのもので、それらをドラマにも求めるとなると何らかの検討が必要でしょう。
マーベル・テレビジョンの予算は縮小?
マーベル・テレビジョン (マーベルのテレビ事業部門。ネットフリックスやHuluのドラマを担当)のドラマの予算に関していえば「デアデビル」、「ジェシカジョーンズ」、「ルークケージ」、「アイアンフィスト」の最初のシーズンの予算は合計2憶ドル。


各エピソード13話で、1エピソードの予算は380万ドルになります。
段階的にドラマが廃止され今後は縮小されていくとも報じられています。
エージェント・オブ・シールドは今年終了でHuluに残っているのはマーベル ランナウェイズとマーベル クローク&ダガーのみ。
こちらの記事でも紹介したようにゴーストライダーの単独ドラマが予定されていましたが、創造面で行き詰った事が原因との事。
特にゴーストライダーは骸骨に炎が特徴でCGが必須です。
ディズニー+でのMCUドラマの予算の兼ね合いで問題があったのでしょうか。
マーベルズ・ヘルストローム(原題) / Marvel’s HelstromもHuluでドラマ化が予定されていますが予定通り配信される事を祈るばかりです。
ユニバース疲れが起きないように
今回のMCUドラマを連続で発表するのはファンにとっては嬉しいものでしょう。
しかしその一方でドラマを追いきれるか不安になっているファンがいるのも事実です。
制作面に関しても中止になったゴーストライダーでは主演のガブリエル・ルナがコメントを残しています。
「ロビー・レイエスとゴーストライダーを愛するみなさん、ありがとうございます。この2人を演じて、僕はすごく楽しい時間を過ごしましたし、新しい番組をやり遂げる準備もできていました。だから(製作中止の)ニュースは驚きでしたが、僕は、これがこの業界の本質だということも知っています。実際に作る日が来るまで、自分たちの仕事はなくなってしまうかもしれない。しかも、翌日の仕事が保証されているわけでもないんです。ジェフ・ローブ(編注:マーベル・テレビジョン代表)、マーベル、フェリーペ・スミス(編注:ロビー・レイエスの生みの親)、そしてロビーをコミックと映像に息づかせるお手伝いをしてくださった全てのみなさんに感謝します。」
https://theriver.jp/ghost-rider-luna-comment/
演じた本人もこういった事があると分かっているとはいえ、残念な気持ちでもありますし、MCUと一歩距離を置いた作品を作る予算が削られ、なくなるのは残念です。
MCU映画・ドラマを否定する意味ではなく、MCUと一歩距離を置いたり独立した世界観の作品は純粋にマーベル作品を楽しみたいけど追うのに疲れてたファンには最適だったのではという事です。
ネットフリックス版のデアデビルなどが評価されたのもこうしたユニバースの繋がりを最小限に留め、逆にディフェンダーズ内での世界観を作り上げていった事ではないでしょうか。
自分のペースでドラマを
予算の違いでマーベル・テレビジョンの作品がなくなるのは残念ですが、MCUでその才能を発揮したケヴィン・ファイギのドラマへの意気込みも楽しみである事は事実です。
日本での配信などはまだ未定ですしディズニー+が日本でどう扱われるのかもまだ未定です。
日本語に対応したサイトはできているみたいですね。
日本でドラマが配信されることがあっても無理せずに自分のペースでドラマを追いかけて映画に繋げたいところです。